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貯金ゼロ・持ち出しゼロでも挙げられる、実質無料の結婚式って?仕組みや評価を解説

挙式の費用を抑え、ご参加頂く皆様からのご祝儀の合計額の枠内に収めることで、持ち出しの自己資金をゼロ(無料)にするという、「実質無料の結婚式」をご存知ですか? これを独自のサービスとして提供しているブライダル業者も複数あります。挙式の費用を貯めるためにやむなく開催を先延ばししたり、ローンを組んだりといったことを検討しているカップルの方々には朗報ですね。今回は、そんな「無料の結婚式」について解説します。

持ち出しゼロ円・無料挙式の仕組み

参加者のご祝儀のみで全てを賄う

結婚式の参加者の皆さんからは、平均すると3.1万円のご祝儀が頂けるという統計があります。新郎新婦が結婚式に誘える親戚・知人の人数×約3万円の合計額、これを挙式の費用の上限額として、この枠内に収まる内容の結婚式を逆算して行う、それも挙式の費用はご祝儀を頂いてから後払い、という手法によって、持ち出しのお金をゼロにします。
自分たちの結婚式なのに、参加者のご祝儀頼みということに少し違和感のある方もいらっしゃるかもしれないのですが、実はアンケートを取ってみると、全国で行われた結婚式のうち、赤字だった:50%、収支ゼロだった:16%、黒字だった:14% という結果が出ており、実は結婚式全体の3割くらいが、自己負担ゼロだったかもしくはそれを通り越して黒字だったという事実があります。 ですので、実は「結果的に持ち出しがゼロになる」という結婚式はさほど珍しい事象ではないかもしれません。

どの程度の規模と内容での挙式が可能か

ある程度まとまった金額のご祝儀が必要となるため、親族のみに絞って参加者が10名前後といったかなり小規模なものになると若干催行が厳しくなるという面はあります。 全体として120~150万円程度は最低限の費用として掛かることを念頭に置くと、ご祝儀で全額を賄うタイプの結婚式には、自ずから必要な人数が決まってきます。
気になるクオリティですが、敢えて「これは挙式の費用を全てご祝儀で賄う結婚式です」と参加者に対して宣言でもしなければまずそれと気付かれるような品質ではないようです。ブライダル業界の方ですとか、ものすごい数の結婚式の場数を踏んだ方でなければそれほど結婚式の比較ができるほどに情報がそもそもありませんし、レストラン婚、ジミ婚などの言葉にも示されるように結婚式のあり方が個々人の価値観に委ねられて多様化した現在では、式の様子は「新郎新婦が納得してそうしたもの」として讃え、敢えて論評するような方はいらっしゃらないでしょう。

「無料(自己資金ゼロ)の結婚式」その評価

ある程度自由度を削ぎ、画一的に

費用をかなり抑えた内容にするため、オーダーメイド的な要素、こだわりと自由度は可能な限り削っていくことになります。とはいえ、品質自体は落としません。 式場は、業者さんの提携した場所のいくつからからの選択になります。関東、中部、京都、といった大まかな地方の括りで会場の選択肢があることが大半ですので、その中から最も希望に近い場所を選びましょう。 ドレスについては、「松竹梅」的な数種類のグレードからの選択制で、その選択肢に自分の希望を合わせるという形になります。料理についても同様です。
また、演出についてもある程度のテンプレートの中に、自分たちで考えたものを「流し込んで」いく形になります。招待状の紙、文面、ゲームの内容と景品、そういったものが複数のパターンからの選択式になっており、新郎新婦が自ら考えてオリジナリティを発揮する、というところは難しくなるのですが、参加者にとっては「普通に、素敵な結婚式だった」と言える内容になっています。

知人はなるべく多く誘う必要がある

上述の通り、4-50人程度を誘えるとご祝儀によって全てを賄う形での結婚式が可能になります。新郎新婦で合わせて50人、と考えるとそれぞれ25人程度、中学校の知人で5人、高校の知人で5人、大学・サークルの知人で10人、職場の同期・同僚・上司で5~10人程度、といった具合になりますでしょうか。少し、「常日頃連絡を取る仲間内」、から「年賀状は送る知人」といった形でレンジを拡げて声掛けをしてみましょう。
案外、社会人になって数年してから再会するかつての知人は、色々な意味で随分丸くなっていたり、思ったより年配に見えるようになっていたり、父親・母親になって貫禄が出ていたりと、その再会それ自体がとても新鮮なイベントになるものです。案外、近場に引っ越して来ていたりということが判明したり、LINEの連絡先を交換したりといった形で交流が再会したりということも多々あります。

日程と会場の選択はお任せ

ご祝儀で全体費用を賄うために、削れる箇所は削るため通常、新郎新婦があまり結婚式を実施しない時期ですとか、避けられがちな日(例えば仏滅)といった穴場の日時をピンポイントで選んでの実施になることが多いです。ここは、主体的に日時を選ぶというよりも、業者側から提示された日程のいくつかから選択するというスタンスで参りましょう。

まとめ

ご祝儀で全てを賄う、持ち出しゼロの結婚式というのは、それを意図して催行するもの以外にも、昔から実態としてはあるものなので、決して気に病む必要はありません。 さらに、クオリティも決して普通の結婚式と比較して大幅に落ちるというものでもありませんので、敢えてそういう結婚式であるということをゲストの方々に公言する必要もありません。
ご自身が祝って貰う立場でも、逆にゲストの誰かを祝う立場になる可能性だって大いにあります。そのときはしっかり恩返しするとして、お二人で納得のいく結婚式を挙げて頂ければと思います。

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