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縁起が悪そう?意外と知らない、「仏滅」あげる結婚式のメリットをご紹介

「仏(ほとけ)」が「滅ぶ(ほろぶ)」で、文字からして不吉そうな響きの仏滅の日。おめでたいイベントは避けられがちなこの日ですが、その起源から意味、実際どの程度避けた方が良いのか、あるいは避けられているのか、逆に結婚式を催行するに当たっての穴場になっていたりはしないのか?といった疑問にまとめてお答えします。

そもそも仏滅って?

仏滅の意味

仏滅は、これを含む六曜「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の1つで、毎月の1日を先勝と設定して、そこから1日ずつずらして一週間を6日間でサイクルさせる思想のことです。
その起源には諸説あり、三国志の時代にまで遡るとか、唐の時代に生まれた占い、など色々なものがありますが、どれも確証を得ておらず、結局の所はこれがどこからきたのかということは分かっておりません。「仏滅」という言葉からするに仏教と関係があるのかと勘繰りたくなりますが、仏教では「日々それ自体に善し悪しはない」というスタンスを貫いており、実は全く関係がないのです。
六曜にはそれぞれ意味があり、その日の運勢を占うものとされています。中でも仏滅は、「仏も滅するような大凶の日」とされており、六曜の中では最も運の悪い日、とされています。なるほど、確かに意味的な縁起は悪そうです。

そんなに不吉?

では、実際どの程度、仏滅という日の縁起が悪いのかというと、あまりこれを深刻に捉えている人はいないようです。逆に仏滅=物滅(元来、「物滅」という字が当てられていたのがブツ=仏と差し替わったという説もあります)と捉えて、「物事が一旦滅び、全てが新しく始まる」タイミングとして、断捨離をする引っ越しのタイミングですとか、結婚式も含めて「気分を新たに」するイベントに当てるとよいというポジティブな解釈も存在しています。
これはもはや気分の問題で、今日この日が六曜で言うとどれにあたるのかといったことを毎日意識している人以外には、全く無害と言えるでしょう。

仏滅の結婚式。メリットとデメリット

メリット

六曜の各日毎に、結婚式を挙げたカップルの割合というデータがあります。大安:22.8%、友引:18.0%、先勝:12.9%、先負:9.2%、赤口:5.1%、仏滅:7.5%、記憶にない・分からない:24.5% となっており、仏滅よりも赤口の方が結婚式の日としては避けられているという統計になっています。
「赤口」も仏滅に並んで運気は悪い日とされており、(赤という文字が、人血や火災を連想するため)避けられていると考えられますが、六曜の定義では仏滅よりはベターとされている日が最下位というのは意外ですよね。
仏滅の日に結婚式を行うメリットは、これを気にして避けるカップルが一定数いるため、希望日の予約が取りやすい、同じ日に同じ式場で挙式するカップルも少ない傾向があります。式場としては「稼働率を上げる」ということを命題にしていて、仏滅の日でも挙式して貰おうと躍起です。「仏滅特典」「日にち限定プラン(式場側から指定した日時に挙式するプラン)」といったものもあり、敢えてこの日を選ぶと他の日と比較して費用が安くなることがあります。

デメリット

新婚カップルのご本人達が全く気にしていない、ということが一番なのですが、親御さん達から「何故わざわざ仏滅の日に?」と反対されるケースが実際あるようです。結婚日=仏滅だったという客観的な事実は残るものの、それを敢えて聞いてきたり、調べたりという人もいないでしょうから、この「親御さんからのイメージが悪い場合がある」ということのみが、デメリットとなりそうです。

日本だけの風習

六曜は中国が発祥と言われているものの、実は現在の中国では全くといって良いほどに使われていません。日本人の占い好きは古典にも歌われているくらいですから、発祥の地よりも深く親しんでしまっているようです。

また、六曜や六曜めいたものが例えばアメリカにはあるかという問いも、答えはNo。ヨーロッパにもなく、キリスト教の似たようなものとして四旬節にはお祝いはしない、カトリックでは金曜日には肉を食べない、ユダヤ教では土曜日は安息日なので、イベントの類いは一切なく、そういったものは金曜日の夕方までに済ませる、といったしきたりはあります。しかし、六曜は今や日本だけ、日本人だけが気にしている風習のようです。

まとめ

仏滅、六曜は決して世界標準のようなものではなく、日本だけで残っている考え方と言って良いと思われます。しかし、統計に表れている通り、大安に挙式するカップルと、仏滅に挙式するカップルでは割合に3倍ほどの開きがあります。 親御さん達世代の人々からの影響で、仏滅を避ける傾向はまだまだ根強いため、結婚式の費用をなるべく抑えたい合理的なカップルの皆さんには穴場かもしれませんね!

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