ホテルの豪華ウェディングと、アットホームなレストランウェディング。それぞれの長所短所解説!
典型的なホテルでの豪華な挙式と、最近増えているレストランでのコンパクトな挙式。豪華な式だったから良かったかというと必ずしもそうではなく、ゲストとの距離の近い、お互いに楽しめる式だったから良かったと思っていたら意外なところから不満が聞こえてきたりと、色々あるようです。主役である新郎新婦が最も納得できる式になるように、2つの挙式スタイルについて様々な観点で比較してみました。
ホテルウェディング
長所
ホテルウェディングの良さは、まずは何と言っても「知名度」と「格」です。有名なホテルで例えば都内にあるもの、と言われれば日系のホテル、外資系ホテルと軽く10程度の名称を挙げることができると思いますが、ほとんどが結婚式に対応しており、数え切れないほどのカップルが現在に至るまで挙式してきています。そんな背景もあって、彼もしくは彼女、その両親からホテルでの挙式を希望された、という例は多いです。
次に、多くの場合ホテルは駅から近いか、広い駐車場を備えています。そのアクセスの利便性と、どちらかの実家が遠方のカップルの場合に宿泊施設を兼ねたホテルはとても便利です。また、ゲストの方々以上に新郎新婦のご本人達が一番疲れます。挙式したその場所でそのまま宿泊できる、というのはとても助かったという声も多数です。また、衣装や装花、披露宴から二次会といったことが全て1箇所で賄えるというのもホテルならではです。
そして、やはりホテルで十二分に接客慣れした優秀なスタッフの方々による質の高いサービス、という点は、他の施設の追随を許さないところです。当日、結婚式を挙げる新郎新婦の二人が最高の「主役感」を味わえるのが、ホテルウェディングと言えるでしょう。
短所
やはり誰もが望む人気の挙式ロケーションということもあり、特にハイシーズンに予約を入れると、午前に一組、午後に二組、といった具合に式場側も過密なスケジュールになります。当然ながら、予定外のサプライズなどが入って大丈夫な余地はなく、バタバタと急かれた式になりがちです。
また、披露宴の式場が別々のカップルで隣接してしまっているなんてこともありがちで、大切な誰かへの手紙を読んでいる際に隣の会場から大きな喝采が聞こえてしまって、といったこともあります。人気の場所であるがゆえに、致し方ないところもあります。
レストランウェディング
長所
美味しい料理と、アットホームでゲストとの距離が近いのがレストランウェディングの特徴です。ホテルや専門の式場のような豪華さはありませんが、ゲストと一緒に式を楽しみたいというカップルにはオススメです。
演出の自由度も高く、平日の通常の時間帯には普通のレストランとして営業している場所なので、記念日などに食事をとるなど、気軽に訪れて二人で式の当日を思い出すといった粋な活用法もあります。
また、コンパクトになる分ホテルでの挙式と比較して大幅に費用を抑えることができるということもメリットの1つです。
短所
レストランは当然ながら、挙式専用の場所ではありません。そのためどうしても、宿泊施設がない、控室がないといった施設面での制約が出てきます。特に大人数への対応というところで一番の制約があるので、注意が必要です。
また、カジュアルな式にするというのがそもそものコンセプトであるために、年配のご両親の方々からみると、場の雰囲気がフランク過ぎるという印象を与えてしまう可能性があります。
どちらでも満足度は同じ!
よかれと思ってホテルウェディングにしたけれども、誘ったゲストの人達とほとんど会話ができなかった、という後悔の声や、逆にレストランウェディングでとてもコンパクトにまとめたけれども、保守的な親戚の方々から後になって小言を言われたり、とどちらでも一長一短はあるものです。
そこで重要になってくるのは、「結婚式は本来、他ならぬ新郎新婦ご自身達の為のものである」ということ。
例えばすぐに子供を、と考えているのでできるだけ養育費としての貯金が沢山残せるプランがよい、白無垢を着てわざわざ大勢の前に出るのは恥ずかしいのでこじんまりとやりたい、愛想笑いで疲れるよりは、本当にお世話になったり仲の良かった友人と楽しみたい…など、ニーズは様々かと思いますが、お二人の本当の希望を満たすものであればよく「ウェディングはこうでなくては」というものはありません。
ホテルで挙式しても、レストランで挙式しても、二人にとっての選択の結果であれば、それが理想の結婚式ですよね。
まとめ
ホテルでの大人数での豪華な挙式と、レストランでの少人数、アットホームな挙式。費用や格式など、諸々の要素はトレードオフの関係ですが、是非お二人の等身大のニーズを満たしてくれる場所を選んでみてくださいね!