挙式とウェディングスタイルの種類と選び方

2018.12.17 ウェディング, 結婚準備

結婚式を挙げようと決めた時思い浮かべるのは、花嫁がチャペルでウエディングドレスを着て愛を誓い合う風景ではないでしょうか。しかし日本には和装を着て結婚式をおこなう和婚もあります。お二人が希望する結婚式に近づくためには、さまざまなウエディングスタイルがあるのか知っておくと便利です。どんな結婚式にしたいかを決めるのに大切な挙式とウェディングスタイルの種類をまとめました。

挙式の種類

教会式（チャペル挙式）

キリスト教式のしきたりにのっとってチャペルで行われる挙式です。聖書の朗読や誓いの言葉、指輪の交換などをおこない、ベールダウンやバージンロードを歩く演出があります。教会式（チャペル挙式）がしたい場合は、結婚式場やゲストハウス、ホテルにチャペルが併設されている会場を選ぶのが一般的です。参列できるゲストが多いのが特徴で、挙式から出席してもらうことができます。

神前式（しんぜんしき）

神社やホテルの神殿でおこなう日本古来の伝統的な挙式です。「三々九度の盃（さんさんくどのはい）」や「玉串拝礼（たまぐしはいれい）」などの儀式があります。家と家の結びつきを大事にする結婚のスタイルで、参列は親族のみということが多いようです。和装で結婚式をしたい方や、日本の伝統的なスタイルで厳かに式をあげたい方は神前式を選んでいます。

人前式（じんぜんしき）

形式や宗教にとらわれず自分達が決めた内容で挙式をすることを人前式といい、参加してくれたゲストの前で結婚を誓います。ゲストと一緒に楽しめるリングリレーやダーズンローズなどの演出があり、立会人も友人など近しい人にお願いします。おこなう場所に決まりはなく、チャペルでもガーデンなどお二人の好きな場所を選べます。年配のゲストがいる場合はオリジナルの進行であることを事前に説明しておく必要があります。

ウエディングスタイルの種類

挙式と披露宴

一番ベーシックな結婚式のスタイルです。ホテルや専門式場、ゲストハウスで挙式をおこない、同じ場所で披露宴をおこなうことがほとんどです。教会式をおこないたい場合は、自分好みのチャペルが併設されている式場を選びましょう。神社以外の場所で神前式をおこないたい場合も、神殿がある式場を探す必要があります。教会や神社など式場以外の場所で挙式をおこない、レストランで披露宴をおこなうこともあります。

挙式のみ

挙式のみおこなうウエディングスタイルです。結婚式にあまり興味がなかったり、別のことに費用をかけたい方は、家族や親族のみを招待して挙式と食事会をおこなうことが多いようです。家族・親族のみ招待する場合、ご祝儀の判断がつきずらく、招待人数と場所によっては通常の披露宴より費用がかかることもあるようです。

フォトウエディング

結婚式はしたくないけど、結婚した記念に写真だけは残したいという方に人気なのがフォトウエディング。新郎新婦が婚礼衣装を着て記念撮影をする結婚式です。最近はスタジオだけでなく屋外でロケーション撮影するのも人気で、フォトジェニックな写真撮影が可能です。費用も一番かからないので、気軽にできる結婚式として人気があります。

海外ウエディング

海外で挙式をあげることを海外ウエディングといいます。多数のゲストを招待するのは期間や費用的にも難しいので、家族や親族と近しい友人のみ、またはお二人だけでおこなうことが多いようです。新婚旅行や家族への感謝の旅行を兼ねられたり、日本にはない絶景での記念写真が残せるのが魅力です。海外のチャペルで教会式をあげたあと、ホテルに移動して食事会をおこなうパターンが定番です。

お披露目会

海外ウエディングを挙げたあと、日本で友人・知人に結婚したことをお披露目する会のことをいいます。二次会より少しフォーマルなパーティといっていいでしょう。ゲストが参加しやすいように会費制にすることが多く、挙式も済ませていることから格式ばったことはあまりしません。会費制であれば引出物などの用意も必要なく、海外挙式のムービーを流しながら食事を楽しんだりします。

1.5次会

結婚式のようにフォーマルすぎず、気軽にウエディングパーティを楽しみたいという方に人気なのが1.5次会。多くの方が会費制をとり、ゲストと一緒に結婚式を楽しみたいと考える方がこのスタイルを選んでいます。会場もレストランなど身近な場所でおこなうことが多く、招待ゲストも気軽に参加できます。1.5次会というスタイルを知らない方も多いので、事前にどんな結婚式か説明をする必要があります。

二次会

結婚式のあとにおこなう、カジュアルなウエディングパーティです。披露宴に招待できなかった友人・知人を招くことができます。結婚式に参加してもらったゲストに引き続き二次会に参加してもらうことも可能です。ほとんどが会費制で、一般的に男性の会費が高く設定されることが多いようです。ビンゴをして景品を当てる演出が定番です。

ガーデンウエディング

屋外の広い庭やテラスで結婚式をすることをガーデンウエディングといいます。海外ウエディングのように挙式から披露宴まで全てを屋外ですることは少なく、日本では挙式のみをガーデンでおこなうのがほとんどです。ガーデンウエディングをやりたい場合、広い庭のある結婚式場を選ぶ必要があります。季節や天気に左右されることもあるので、多少のリスクがともないます。

ナイトウエディング

夕方から夜にかけて開始する結婚式をナイトウエディングといいます。キャンドルを使った演出やロマンティックなムードを感じる大人ウエディングがおこなえます。お開きが夜遅くになるので、招待ゲストへの配慮が必要です。昼間からおこなう結婚式に比べると費用が安くなる場合があります。

オリジナルウエディング

お二人の完全オリジナルで結婚式を挙げるスタイルです。最近はウエディングプランナーだけを決めて、結婚式をどうおこなうかプロデュースしてもらう方法もあります。結婚式をおこなう場所も自由に選べるので、海・山・公園・水族館・遊園地など人とは違う結婚式を希望する方に人気があります。

ウエディングスタイルの決め方・選び方

お二人と家族がどんなスタイルの結婚式を希望するかで内容が変わってきます。一般的な格式ある結婚式をおこないたいのであれば、チャペル挙式と披露宴のスタイルが定番です。和婚をしたいなら神前式と披露宴を。友人・知人だけを招いてカジュアルなウエディングパーティを楽しみたいのであれば、1.5次会やお披露目会を選び、ゲストと一緒に人前式を楽しんでもよいでしょう。家族と親族のみで絆を深める結婚式をしたい場合は挙式と食事会スタイルを選ぶのがおすすめです。