ホテルのウェディング・ブライダルバイトについて解説!アルバイト経験者が給料や特徴を紹介します
一生に一度の機会に携われるウェディング・ブライダルバイトですが、実際の仕事内容や特徴についてご存知の方は少ないのではないでしょうか?ウェディング・ブライダルバイトに興味のある方に向けて、バイト経験者がその特徴について解説していきます。アルバイト選びや情報収集に役立てていただければ幸いです。
ウェディング・ブライダルバイトの特徴
ウェディングとブライダルとは
「ウェディング」「ブライダル」はどちらも「婚礼/結婚式」の意で用いられる言葉です。日常で使用する上では大きな意味の違いはありませんが、「ブライダル」の語源は「bride(花嫁/新婦)」ですので、花嫁にまつわる事柄には「ブライダル」が使われることが多いようです。
例えば「June Bride※」は直訳すると「6月の花嫁/6月の結婚」となりますが、花嫁自体を意味することもあれば、6月に結婚式を挙げることを意味する場合もあります。
※June Bride/ジューン・ブライド:ヨーロッパでは6月に結婚式を挙げると生涯幸せになれると言い伝えられてきた
ウェディング・ブライダルバイトの仕事内容
さて、ウェディング・ブライダルバイトの仕事内容ですが、大きく分けて2つの仕事内容に分かれます。1つ目はホールスタッフです。主に接客を中心として、料理を配膳したり、飲み物をつくったりします。2つ目はキッチンスタッフです。参加者に提供される料理の盛り付けや皿洗いなどを行います。基本的にはシェフが料理を作るので、その補助を担当するイメージです。
基本的に難しい作業ではないため、料理が苦手だからと言ってキッチンスタッフを断念する必要はありません。このほかにも撮影を担当したり、音響機器周りの補助をする仕事も稀にあるようです。
ウェディング・ブライダルバイトやりがい
ウェディング・ブライダルバイトのやりがいは何と言っても「一生に一度の幸せな機会に携わることができること」です。新郎新婦はもちろんのこと、参加者全員が幸せな気持ちで結婚を祝います。特に式の途中で流れるムービーやスピーチに感動することもしばしば。筆者はホールスタッフの経験がありますが、どの結婚式も違った雰囲気でありながら、毎回グッとくるタイミングがありました。その幸せな空間を演出する一員として働けるというのはウェディング・ブライダルバイトの醍醐味といえます。
ウェディング・ブライダルバイトの大変なところ
ただし、もちろん大変なところもあります。一見、華やかに見えるウェディング・ブライダルバイトですが、想像以上に動き回るため体力が必要です。式では参加者一人一人にコース料理が振舞われるわけですが、何十人、何百人という参加者に何品もの料理を運ぶとなると、忙しいのがお分りいただけると思います。
ホテルの式場も立て続けに予約が入っていることがほとんどですので、ムービーに集中してなかなか料理が減らないテーブルにも、決められた時間にどんどん運ばなければいけません。参加者の方々の良い雰囲気を壊さないように気を使いながらの配膳は気を使うので疲労感もありました。
また、筆者の働いていた式場では、慣れてくると一度に2会場を掛け持ちすることもありました。ミスが許されない環境で様々なスタッフと連携を取りながら、仕事を進めていくのは意外と難しく、最初の頃は苦労した記憶があります。ただし、繰り返しになりますが、やりがいは相当ありますので、結婚式などが好きな方にはピッタリな職場だといえます。
ウェディング・ブライダルバイトの給料
給料は他のアルバイトに比べて高く、多くのホテル・式場で時給1200円以上となっています。筆者が働いていたのは首都圏の小さな式場でしたが、初心者でも時給1500円(短い試用期間はあった)+交通費+食事付きで雇用されていました。また、結婚式となると土日に行われることも多いため、学生であっても仕事に入りやすいというのも特徴でしょう。
必要なスキル・条件/身につくスキル
必要なスキル
結論から言うと特別必要なスキルはありません。ただし、接客に関わる他のアルバイトと同様に、お客様とのコミュニケーションを円滑に取れることは最低条件と言えるでしょう。また、結婚式は新郎新婦にとって一生に一度の晴れ舞台です。もちろん失敗は許されません。そのため、明るく振舞いながらも落ち着きや責任感がある態度を取れる人が好まれます。
採用の条件としては、見た目には気をつけるべきポイントがいくつかあります。
例えば、男性であれば黒髪短髪でひげは剃ってあることが望ましいです。女性であれば、華美なメイクは避け、暗い色の髪をまとめているのがいいでしょう。服装については各ホテル・式場で指定があるでしょうから、それに従うようにしましょう。また、様々なホテル・式場がありますので、条件はこの限りではありませんが「清潔感」があることが重要だと言うことを意識して面接から望むようにしてください。
身につくスキル
好感の持てる立ち振る舞いや臨機応変なコミュニケーションスキルが身につくでしょう。また、学生の場合は結婚式に参加した経験があまりないと思いますが、結婚式ならではのマナーや言葉遣いなどを学ぶことができます。筆者も結婚式のマナー等を学ぶ良い経験だったと今になって思うことが多くあります。